「SORACOM UG 札幌」で大阪からリモートLTしました
以前書いたブログがキッカケで、SORACOM UGのオンラインイベントでLTをさせていただきました。
札幌のコミュニティですが、「大学の先輩が北見にいる程度」しか私には北海道にゆかりが無いので、なんだか不思議な気分でした。(北海道に遊びに行きたいと常々思っています。北海道最高!)
発表スライド
基本的に先日のブログの内容と同じですが、図を追加して5分で紹介できるように分かりやすく整えてみました。
また、このスライドを作成している途中で、信号を反転させる簡単な方法に気がついたので、その点についても記載しています。(後日試してみたいと思います)
他の方の発表
メインセッションを聞いた内容をご紹介します。(メモレベルですが)
最近のSORACOM Update
- 登壇者:株式会社ソラコム テクノロジー・エバンジェリスト 松下 享平(max)(敬称略)
IoTとは?という話から、最近リリースされたデバイスや話題のマイコンの利用例など、幅広いお話が聞けました。
内容
- IoTとは?
- ものやコトをデジタル化
- 人と物をつなげる
- M2Mはモノとモノ
- IoTは「テクノロジーの総合格闘技」
- デジタル化対象、デバイス、ネットワーク、クラウド、利用者
- セキュリティ、オペレーション(デバイスをどうやって送るかなど)、ロジスティクス、ペイメント、レギュレーション
- 欠けることのない構成の提案力と実現力が必要とされる
- SORACOM Air
- どこでも繋げられる無線通信
- 初期から本番までIoTビジネスに最適化
- SORACOMは、IoTの「つなぐ」を簡単に
- クラウド得意だけどデバイス苦手、デバイス得意だけどクラウド苦手、の架け橋
- 15000以上のお客様、200万を超えるIoT回線の利用
- 200万の回線の向こう側には200万を超えるデバイスが動いている、ということ
- 様々なアワードの受賞、書籍
- SORACOMのパラダイムシフト
- モノ 〜 インターネット 〜 クラウド
- →モノ 〜 クラウド 〜 インターネット
- クラウド上で交換機の機能を提供している
- 2015年にサービス開始からアップデートを継続、今年のDiscoveryでも新しいアップデート発表あるよ!
- 日々アップデートをリリースしている
- 1ヶ月のアップデートを紹介するYouTubeライブ番組あります。次回は7/29(木)
- 毎月第4水曜 昼 12:15〜
- 1ヶ月のアップデートを紹介するYouTubeライブ番組あります。次回は7/29(木)
- アップデート情報
- 通信疎通の確認はpingを使うことが一般的
- 確認相手がいないとダメだけど・・・
ping pong.soracom.io
で疎通確認できるアップデート
- 通信疎通の確認はpingを使うことが一般的
- IoTが簡単になりはじめている
- GPSマルチユニット SORACOM Edition
- 買ってきてすぐに使えるIoTデバイス
- GPSマルチユニット SORACOM Edition
- テレワークで困ること
- コーヒー淹れるのに1,2分かかる。待ってる間にSlack見ちゃって2時間放置・・・
- M5stackでコーヒー取り忘れお知らせ君、というのを作った
- SORACOMの活用で「楽しいしくみ」を「ビジネス利用」でも可能に!
リアルインフラエンジニアのSORACOMフル活用による現場改善プラクティス
- 発表者:北海道ガス株式会社エネルギーシステム部 國奥広伸、小笠原元気、峠幸寛(敬称略)
最近は、IoT@Loftなどでも発表されており、今一番アツいユースケースのお話でした。
デバイス側の濃ゆい話からクラウドの活用まで、実践的でとても面白い内容でした。
内容
- ガスと電気の最適組み合わせ、ICTの高度利用を通じて「効率性、経済性、環境性、持続性に優れた新たなエネルギーシステムを構築
- ガスや電気を扱うリアルインフラエンジニアがIoT初心者として取り組んだPoC段階の検討を報告するもの
- IoT初心者の情報収集、技術習得の取り組み
- KGX:社内の有志サークル
- 技術力
- python,arduino..すべて独学
- IoT技術
- ラズパイ、SORACOM Sigfox,AWS, GCP
- Vue.js, JS, 機械学習、OpenCV,Docker, MicroPython
- 自分たちで学び合い、教えあってきた
- 初心者ながら一歩一歩進んできた
- 設備の遠隔監視
- 2019年一番悔しかったこと
- 5v配線ミスでラズパイをショートさせた
- インターネット未接続監視画面の遠隔監視
- 制御PCは社内LAN、ネットに繋げない。警報が表示されるがネットに繋げない
- 現場に行かないと警告画面が見れない
- 画面を撮影してSORACOM AirでAWSにアップロード
- 画像解析、以上判断→チャットなどに連絡
- Kryptonを活用して認証情報のオフロード
- 実業務との連携
- 社内ポータルサイトにS3の静的サイトを埋め込み活用
- 現状把握、異常発生時の書道時間を大幅削減
- 業務用分野におけるIoTを活用したエネルギーマネジメント
- 課題
- 冬は熱負荷が高い
- 夏期、中間期、冬期で大きく負荷変動
- 季節に合わせた機器設定
- BEMS/中央監視設備等で計測・制御
- 中小企業だとBEMSがない
- 設備がスタンドアロン
- 省エネ支援のため、データ取りは毎回現地に行っていた
- リアルタイム性が損なわれる
- 中小企業だとBEMSがない
- IoT活用したいが
- モノとクラウドをどうつなげるかが課題
- 目的
- 省エネ、設備最適化運用支援
- データ収集、可視化のPoc実施
- 課題
- クラウド非対応なレガシー設備との接続
- どのようにデータ変換するか
- 何のデータを取得したいか、今後何をしたいかで選定要件が変わる
- どのようにデータ変換するか
- PLCをどうゲートウェイにつなげるか
- コントローラレベル、フィールドレベル、センサーレベルでプロトコルが乱立
- ゲートウェイを購入すればなんとかなると思った
- ゲートウェイ側でアプリ書いてModbus通信させた
- ゲートウェイからクラウドへのつなげ方がよく分からない
- セキュアに接続するには?データ送信するには?
- データ送信はSORACOM AIrでFunnelにデータ送信
- SIMで認証が完結してるので実装不要
- FunnelでセキュアにAWS IoT Coreに接続
- Napterの利用
- 便利
- クラウド設計のポイント
- マネージドサービス、サーバレスの活用で少ない工数ですばやく構築
- データの粒度をPoCで確認しつつ、要件を確定させてからアーキテクチャ構成
- アーキテクチャ
- AWS IoT Core
- IoT Analytics
- QuickSightで可視化
- 温度上昇のタイミング把握、起動停止時間の把握、ききの温度設定最適値の推定などができるようになった
- データレイク(S3)の構築
- 運用支援による省エネの実現
- 短期間での投資回収可能なサービスモデル構築を目指したい
- 初期段階のデータ収集・可視化
- SORACOM Harvest, Lagoonの利用
- データ収集・可視化を短時間で構築
- SORACOM Image Panel活用
- SORACOM Harvest, Lagoonの利用
- 追加検討
- デバイス監視
- SORACOM Funkでデバイスの異常を通知
- SORACOM Funk, Funnel Harvestと複数のサービス使うので、Unified endpoint使おうとすると、、、
- 正常データもFunkでLambdaが実行されてしまう
- 振り分け方法があれば教えて欲しい
- SORACOM Inventory使ってみた - 監視・制御を試みたがゲートウェイ機器がかたまり停止した
- 他のデータも欲しくなった
- SORACOM Air, Sigfoxの活用
- すぐにデータ可視化できた
- Sens'itのデータもLagoonで可視化
- SORACOM Funnel, Funk, Harvest, Lagoon利用
- AWS IoT core, IoT Analycite
- lambda, CodeCommmit・・・
- SORACOMをフル活用している
- デバイス監視
- 障害切り分け
- ルータ、アプリケーションの不具合が多かった
- ヒューマンエラーも
- 通信環境
- デバイスは機械室にあることが多い
- 電波環境が悪いことが多い。ドングルの通信が繋がらない
- WifiルータにSORACOMのSIM挿して使った
- まとめ
- 熱源機器のデータをIoT化でき省エネ支援実現
- PoCでデータ取得ソリューションは作り込まない
- チュートリアル、ハンズオンなど、先人の知見を大いに活用
JCCが取り組むIoT事業
- 登壇者:ジャパンケーブルキャスト株式会社 まちづくり事業部 徳永慶一郎(敬称略)
「地域活性化のためのIoT事例!」という内容でした。私自信も地方出身なのでとても印象的なお話で興味深かったです。
内容
- 行政情報、地域回覧板など地理ごとにデータ放送サービスとして提供している
- ハイブリッドキャストの仕組みが増えてきている
- データ放送がネットサービスと連携
- 事例
- 秋田市 除雪車位置情報
- ハイブリッドキャストで実施
- GPSで位置情報を発信
- 除雪車の軌跡表示
- 伊那市 ドローン買い物実証実験
- テレビを通して買い物ができてドローンで配送
- ネットでやってたことがテレビでできるように
- 北海道IP告知システム整備状況
- 世帯数約8000
- 端末数約10000台
- 電話型端末(電話としても使える)
- 告知放送、Jアラート、音声電話、緊急ボタン、テレビ電話、ローカル天気、定点カメラ、休日当番医、時刻表、ごみカレンダー、通行止め情報、防犯メール、役場ホームページ
- 回覧板のディスプレイが設置されていてプッシュ通知される
- JCC地域情報プラットフォーム
- 目指すIoTイメージ
- 雨量・積雪、河川水位、農業IoT,バスロケーション、鳥獣対策、見守り
- 農家のビニールハウス内の温度をモニター
- 通信機器(センサー)からの情報をネット経由で配信
- GPSマルチユニット
- 設定温度超えたらLINEに通知
- 目指すIoTイメージ
- GPSマルチユニット
- 初心者でも簡単設定、手頃な値段、利用開始/解除の簡便さ
- 簡単だった点、難しかった点
- YouTube動画、コンソールの使いやすさ、充実したサポート
- より高度な地域情報の配信を行い地域課題の課題解決をしていきたいと思っている
他のLT発表
LT枠は3つありましたが、私の発表が最後ということもあり緊張でメモを取れませんでした。すみません。
最後に
LTとはいえオンラインでのライブ登壇は初めてだったので、とても緊張しました。
しかし、他の方の発表で色んな事例を聞くことができましたし、「Normal Close」なスイッチは基本的に高額であることも知れたので、参加してよかったと思います。
運営の皆様、ご視聴いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
また、機会があれば参加したいと思います。